イブラヒモってどんな紐?

紐でないことは知っています。日々 是 脱力。

C’mon! インフルエンザ

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1月中旬の土曜日、保育園の餅つきに参加。

日曜日、目覚めが悪い。寒気がする。体温は37.2度。微熱。全身に倦怠感。

昨日、ふだん持ちなれない杵を振りかぶったせいかもしれない。

あいにく「杵の振りかぶりカウンター」を家に忘れてしまっていたせいで、正確な回数は数え切れていない。間違いなく自分史上最高回数を樹立した日だった。

そういえば、ノコも手にした。

餅つきが続くにつれ杵の先は砕けていき、そして餅に木片が混じる。そこで、ボロボロになった杵の先をノコで切り落として、ヤスリがけする作業が必要になるのだ。

渡されたノコはハンディなせいか、なかなか作業がはかどらなかった。よく見ると、刃の目が細かい。これは塩ビパイプの切断に使うもので、木を切るには効率が悪い。

握力の回復を待ちながら、ギコギコと切断に成功。背後から保育園の先生が声を掛けてきた、

「切れましたか?」

まぁ、なんとか…と振り返ると、彼の手には電動丸ノコが携えられていた。

まだベッドから出られないでいる。不意に悪寒に襲われ体が震える。倦怠感の正体を探ろうと体をまさぐった。そうして、なんとなくその原因がわかった気がした。

(これは……

全身のフシブシが痛むというか……

ただの筋肉痛ではないのか……)

手足が冷たく、体温はこれからまだまだ上がろうとする気配を見せている。この状況は早いうちに妻子に伝えておくべきだろう。

誰よりも長くベッドの中に潜伏している上に、これからさらにベッドの中で過ごそうとしている。先手を打っておかなければ、晴れた日曜日の朝に放っておいてはくれまい。

妻を枕元に呼んだ。

「あのな。これから熱が上がりそうなんだけど、全身がダルいというか、ちょっと痛みがある。あ、でもインフルというか、わたしの場合はむしろ逆で、フシブシが痛いというよりも、たぶん昨日の、ほら、餅ついたせいで筋肉痛…って感じ?」

妻の了承を得たわたしは、このまま一日寝て過ごすことになった。その午後、体温は38度まで上がり、翌月曜日には39度まで上昇する。

症状は発熱のみ。扁桃腺が腫れることもなく、咳も出ない。

世間ではインフルエンザの爆発的流行が報道されている。全身の倦怠感は筋肉痛が原因のような気がするけれども、インフルかどうかは自己診断するべきではない。

SNSで体調を報告すると「そりゃ、インフルだね」「はい、インフル」との軽々しいコメントが多数寄せられた。インフルのような気がしてきた。

月曜日の午後、内科を受診。問診の際、看護師からはインフルエンザの検査を勧められたので、望むところだと両方の鼻腔をむんと突き出し、奥に長い綿棒を受け容れた。

検査結果は15分ほどで出るという。医師の面前でそれは告知されると聞き、待合室でそのときを待った。

診察室から名前を呼ばれた。立ち上がると大腿筋が痛む。上腕二頭筋と前腕も痛い。僧帽筋もだ。

問診中、看護師が放っていた「十中八九インフル」と言わんばかりの雰囲気を思い出した。

そうだろう。なにせ39度の急な発熱だ。

食欲はあるけどね…。

診察室の引き戸をガラリと開けるや否や、医師はこう声を掛けてきた。

「どうされました?」

(どう、されました?)

イヤな予感がした。

いつ頃からどんな症状があるのか、喉の腫れや痰のキレ具合を訊かれ、都度都度答えた。

そうして最後に「インフルエンザだと、ここに印が出るんですが…」と先ほどの検査結果を知らされた。

思いのほか、陰性である。

「インフルエンザではないウィルス性の風邪ですね」

医師の前でがっくりとうなだれた。なんてことだ。インフルエンザならば特効薬があってすぐ治るのに。でもふつうの風邪には特効薬なんて無い。医師もこれには同情を寄せた。

「39度は辛いでしょう。でもインフルエンザではありません」

患ったのは、風邪と筋肉痛。確定。

病床、一冊の本とWebの記事に目を通した。いずれも風邪に関するものだ。

わたしの場合は、体質のせいか運が悪いのか、名もなきウィルスを拾って高熱を発するパターンが多い。この際、予防への手がかりを掴みたかった。


裴英洙著『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33』。


本書によると、風邪の「超初期症状」に気づいて先手を打つことができれば、最小のスケジューリングで仕事への復帰が可能。風邪の進行状況に応じて、仕事のペースを変える必要性も説かれている。

提唱される対策はストイック。1日に11回正しく手を洗うことで、風邪にかかるリスクを半減。マスクは1日に1枚ではなく、複数枚のマスクを1日で使い捨てる。

正直、毎日ここまでやりきれる自信はないが、そこまでやらないと防ぎきれないものなのかもしれない。


ほぼ日刊イトイ新聞 感染症のプロ・岩田健太郎先生に聞いた頭がすっきりする風邪の話。」
www.1101.com

「ほぼ日の風邪アンケート」(2018年2月実施)で集まった風邪に関しての疑問を、神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎先生にぶつけるという企画。

とくかく岩田先生の回答が明快。気持ち良い。

加湿器、ほぼほぼ意味なし。
抗菌グッズ、意味なし。
免疫力アップを謳うものはインチキ。
「隠れインフル」とかそういう名称を付けられると迷惑。
マスクの風邪予防効果はほぼなし。

などなど、とてもテレビでは取り上げられない話題が満載でおもしろい。

両者を読んでいると、ウィルスの感染は手を媒介にして口に入るルートがほとんどであるそうな。

ということは、子どもが無理矢理口の中に指を突っ込んでくるのを何としても防がねばなるまい。