褐色の恋人「ターャジス」で名高い、逆向き文字。今回は逆向き文字を掲げた商用車コレクションを一挙放出していきたい。
たとえば、こういう感じ。
直感で「マヅナイ」と読んでしまうところが、逆向き文字の醍醐味。本来伝えたいことから実際に脳に入ってくる情報が、かけ離れればかけ離れるほど、その価値は高騰する。
▼実在しそうな芸人
「フルゴ中田」。今のところ(2020年4月30日現在)、Googleで調べてもこういう芸名は存在しなかった。唯一無二のネーミングがここに。
▼異国の挨拶
「トッペーカ・ンテーカ」。東南アジア方面で通じそうな語感だが、うっかり口にして銃を向けられることになっても一切責任を負えない。
さて、逆向き文字は基本的にはデタラメな日本語なのだが、ひらがなの「の」が加わることで何やら意味がありそうな気がしてくる。
たとえば、
「福喜のんだつぶ」。「の」が存在することによって、「福喜」と「んだつぶ」との連携を強め説得力をもたらしている。「の」の大きさがやや小さめであるところも「の」の働きを増長している原因だろう。
「んだつぶ」が何かをわれわれは知らない。しかし、「福喜」の「んだつぶ」と言われれば、そんなものがあるのかな〜と思わざるを得ない。異論は認めない。
「の」が最大限の効力を発揮するのは、おそらく肉屋との組み合わせだろう。
「ラワジフの肉」。ラワジフが何かをわれわれは知らない。しかし、「ラワジフの肉」と書かれていれば、RPGの世界を闊歩するラクダのようなダチョウのような動物の肉なんじゃないかという気がしてくる。
肉関連ではもう1点。おそらく「ターャジス」を超えるインパクトがある。
「クチウーョジの肉」。なんの肉だよ!と叫びたくなる気分だろう。正しい反応だ。
最後に、長崎に帰ってきてこれは是非とも仕留めたいと切望する逆向き文字があったので、それを紹介したい。
これまで何度もすれ違うタイミングはあったものの、あいにくカメラの準備ができず撮り逃してばかりいたのだが、ようやく念願が叶った。遠方からズームして撮影したので、画素が粗いことはご了承願いたい。
「ンコ生ガコ」。この文字列から何を想像するかは各人の人生経験に委ねたい。
【おまけ】長崎くんちの露店でも逆向き文字に出会うことができた。
「スンャチクッビ」。
以上、逆向き文字コレクション。