褐色の恋人「ターャジス」で名高い、逆向き文字。今回は逆向き文字を掲げた商用車コレクションを一挙放出していきたい。
たとえば、こういう感じ。
マヅナイ
事工気電マヅナイ
このように、直感で「マヅナイ」と読めてしまうところが、逆向き文字の醍醐味だ。
本来伝えたい内容と実際に脳に入ってくる情報が、かけ離れればかけ離れるほど、その価値は高騰する。
フルゴ中田
まるで芸人のような名称「フルゴ中田」。今のところ(2020年4月30日現在)実在はしないようなので唯一無二のネーミング。
トッペーカ・ンテーカ
東南アジア方面で通じそうな語感だが、うっかり口にして銃を向けられることになっても一切責任を負えない。
さて、逆向き文字は基本的にはデタラメな日本語なのだが、ひらがなの「の」が加わることで何やら意味がありそうな気がしてくる。
たとえば、次のように。
福喜のんだつぶ
🗓 2018.11.08 Thu
📍 長崎市筑後町
📷 iPhone XS Max(f/1.8 1/200 4.25mm ISO25)
「の」の存在によって、「福喜」と「んだつぶ」が意味ありげに結びついて説得力をもたらしている。「の」の大きさがやや小さめであるところも「の」の働きを増長している原因だろう。
「んだつぶ」が何かをわれわれは知らない。しかし、「福喜」の「んだつぶ」と言われれば、そんなものがあるのかな〜と思わざるを得ない。異論は認めない。
「の」が最大限の効力を発揮するのは、おそらく肉屋との組み合わせだろう。
ラワジフの肉
🗓 2020.02.01 Sat
📍 長崎市西山本町
📷 iPhone XS Max(f/1.8 1/222 4.25mm ISO25)
肉関連ではもう1点。おそらく「ターャジス」を超えるインパクトがある。
クチウーョジの肉
🗓 2011.12.25 Sun
📍 東京都足立区
📷 iPod touch (Exif不明)
なんの肉だよ!と叫びたくなる気分だろう。かなり遠いがトッポ・ジージョ系の肉なんじゃないかと錯覚してしまう。
最後に、長崎に帰ってきてこれは是非ともカメラに収めたいと願ってやまない逆向き文字があったので、それを紹介したい。
これまで何度もすれ違うタイミングはあったものの、カメラの準備が間に合わず撮り逃してばかりいたのだが、ようやく念願が叶った。
遠方からズームして撮影したので、画素が粗いことはご了承願いたい。
ンコ生ガコ
🗓 2019.11.22 Fri
📍 長崎市西山
📷 iPhone XS Max(f/1.8 1/188 4.25mm ISO25)
ぜひ口に出してつぶやいてほしい。この文字列から何を想像するかは各人の人生経験に委ねたい。
【おまけ】長崎くんちの露店でも逆向き文字に出会うことができた。
スンャチクッビ
🗓 2019.10.09 Wed
📍 長崎市元船町
📷 iPhone XS Max(f/1.8 1/777 4.25mm ISO25)
人生最大のスン〜ャチクッビ!
以上、逆向き文字コレクション。