今週のお題「お風呂での過ごし方」。
ムッスーメ*1とお風呂に入るときは、とにかく体の前面防衛を心がけている。
隙を見せると、おそろしい速さで股間を掴みにくるので、【見せない・触れさせない・興味を持たせない】の3原則を徹底しているのが常だ。
たとえば、ムッスーメと同時に浴室に入ることはしない。わたしが先に入り、髪を洗い、体を洗い、湯舟に身を浸してから「入っていいよ」と呼び入れる。そして、上半身だけを浴槽から乗り出すようにして、ムッスーメの髪やら体を洗う。
ムッスーメが湯舟に入ってきてからは、太ももの間に挟み込んで隠す。手が伸びてきたら、「爪が伸びてないかな〜」とチェックして気をそらす。あるいは、唐突に「100まで数えてみせてよ〜」と興味を他に向かわせている。
湯舟から上がるときは、わたしが先だ。
ムッスーメに背を向けたまま立ち上がって、ドアの外に掛けてあるバスタオルを手に取る。バスタオルを腰の高さで広げておき、浴槽をまたいできたムッスーメを包み込んで、手早く拭き上げ、先にムッスーメを浴室の外に出す。
はい、これでミッション・コンプリート。ムッスーメとの入浴は、いわば防衛戦のようなものなので、緊張感を帯びる。リラックス・タイムとは少し趣が違う。
セガーレ*2もまた、さんざんムッスーメの魔手の餌食になっている。
彼の場合は、湯舟の中で長い時間一緒に遊んでいるので標的になりやすい。そこで、お湯の透明度を下げることで、ターゲットを隠蔽することを覚えた。入浴剤を「にごり湯タイプにしてくれ」と指定してくるのはそのせいである。