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吉田美香さんの囲碁観戦記 〜史上初〜

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「こういうのどう?」と吉田美香さんから目配せされたような気がして、ひさしぶりにこの記事を書いている。

どの観戦記にも余談は含まれるもので、なかには丁寧に「関係ない話題を…」と恐縮しつつ、紙幅のわずかな文量をそれに充てる執筆者もいらっしゃった。

今回のはそういう類のものではなくて、随分な文量が「育児」の話題で占められている。新種といっていい。

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2021年10月22日 日本経済新聞・朝刊『王座戦

育児の話題は、こうはじまる。

2月に第1子が誕生した井山は、生活が一変したはず。夜泣きはまだらしく、日中もそう手がかからないのだそうだ。

井山四冠、はじめての子育てはわりと順調であるらしい。順調だというのだから、ここで育児の話を終えるのが自然だ。しかし、一家言を伝えたい吉田美香さんは筆をすすめる。

癇(かん)の強い子なら小児はりが大阪の常識だった。ロングセラーだけあって樋屋奇応丸の“金粒”もお勧め。乳児には1粒を母乳か湯ざまし数滴に溶かすのが裏技よ、と先輩風を吹かせたかったのに――(育児にも役立つ観戦記は史上初か)。

樋屋奇応丸ひやきおうがん、懐かしい!西日本地域では有名な夜泣きのお薬だ。まだテレビCMをやっているのかわからないけれども、「金粒〜♪ 樋屋〜♪ 奇応丸♫」と節をつけて歌える人は、アラフィフで間違いないだろう。

話が逸れた。

吉田美香さんの主張は「先輩風を吹かせたかったのに」に尽きる。

井山四冠から順調と告げられ、行き場を失った夜泣き対策。いいたい、いいたい。子育てあるあるをいいたい。みなぎる想いが募り募って、全体の3分の2にも及ぶ育児の話題を、日本経済新聞の紙面にぶちまけた。

わたしはそう察している。

ところで「育児にも役立つ観戦記は史上初か」のくだりである。吉田美香さんからのアイコンタクトを感じたのはここだ。(ネタにしなよ)と、紙面を通じてパスが回ってきた気がしたのだ。

 

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