『戦国無双5』をプレイしていると、セガーレ*1が「これ何て読むの?」と尋ねてきた。わたしはさも当然だろ?といった口調でこう答える。
「ハットリ ハンゾウ」
「はっとり はんぞう」
そうして、わたしはハッとしたのだ。今どきの子は服部半蔵をよく知らないということに。
そういえば、わたしの子ども時代は侍や忍者のメディア露出が高かった。テレビでは昼も夜も時代劇をやっていた。忍者が主役のドラマ『影の軍団』があったし、なんといってもアニメ『忍者ハットリくん』の存在が大きい*2。「忍者」といえば「服部半蔵」。まるで合言葉のように、意識のなかに刷り込まれている。
子どもたちが観ている番組にも、忍者が登場しないわけではない*3。しかし、それはニンジャであり、Ninjaである。海外製なのだ。
今や忍者も海外から逆輸入する時代なのだな…と痛感する。もちろん輸入品目のなかに服部半蔵は含まれていない。