イブラヒモってどんな紐?

紐でないことは知っています。撮り下ろしの小ネタ写真と書き物のブログです。通勤通学・レジャーのお供にどうぞ。

鬼を食べる長崎の風習

今週のお題「鬼」

今週のお題小説」をどうしようかと考えているうちに一週間が終わり、また次の週が巡ってくるようになった。

といって何も書かないのは気が済まないので、節分・立春のタイミングだし、地元・長崎の風習について紹介しておきたい。

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一見するとプレデターだが、れっきとした「カナガシラ」という白身のお魚*1

長崎ではこれを煮て節分の日に食べる。

▼水揚げは長崎新聞でも報じられる
nordot.app

金頭カナガシラ」という呼び名にあやかって金運アップの縁起物とされているのだが、カナガシラはとても小骨が多くて食べにくい魚だ。

箸をつかって器用に小骨を取り除き、食べられる部分と食べられない部分を選り分けるのには根気がいる。

無言でちまちまと身をつまむ作業をしているうちに、

「これをキレイに食べ切れるほどの勤勉家であれば、稼げるようになる」

なんていう意味が込められているのではないか…と思うほどだ。

ちなみに、カナガシラでいちばん美味しい部位は肝。子どもの食べるカナガシラから、言葉巧みに肝を取り去るお父さんもいるとかいないとか…。

さて、「鬼」の話。長崎新聞の記事にも書いてあったが、カナガシラの顔は鬼に似ている。

正面から見ると鬼の顔に似ていることから食べると邪気をはらうとされる。

そう、鬼を食うのだ。鬼を食う。鬼食う。

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恵方巻といい、肉といい、年々節分が派手になっている気がする。

▼「今週のお題小説」はこちら
www.afutsuka-kouji.work

*1:長崎では「ガッツ」という異名もある。