「リアルタイム放送」を子どもにわかってもらうのがむずかしい。
夕方、テレビをつけっぱなしにすることがある。地元の情報バラエティ番組ではちょっとした料理コーナーがあったりして、ムッスーメは夢中でみる*1。
それで午後8時をすぎた頃、こういうやりとりが起こる。
「またお料理のテレビみたい!」
「えー。あの番組は録画していないよー」
「お料理の!テレビ!みーたーいっ!」
「あれは夕方にしかやってないんだよー。もう今はやってない」
「きーーーーー!」
どうしてこんなことになるのかって、テレビの視聴方法が増えたせいだ。
地上波の番組ではTVerの影響が大きい。テレビにインストールしてあるアプリを起動して、リモコンでポチポチやるだけで、リアルタイム放送を終えた『有吉の壁』がみられる。
そういう時代にムッスーメは生まれた。
テレビという1台の機械のなかには、時間どおりに放送している番組と、時間を無視してみられる番組がある。時間どおりに放送している番組には、あとからTVerでみられる番組があるし、そうでない番組もある。
わー、むずかしい。
*1:娘をもじったネット上での呼び名で、現在は保育園に通う年長さん。時計はまだ読めない。